父の葬儀後の話。
葬儀やその他諸々に何かと物入りで、
母と行動を共にしていることが多かった。
銀行で葬儀費用を引き出そうと、
窓口へ行ったときのこと。
銀行員「そのお金は何に使いますか?」
母「いろいろと物入りで・・・。」
銀行員「身分証をご提示ください。」
母「じゃ、免許証で。」
銀行員「今から警察をお呼びしますのでお待ちください。」
母「え!?何で?自分のお金ですよ。」
銀行員「ルールですから。」
こんなやり取りがあった。
僕は雑誌を読みながら、
自分のお金が窓口で引き出せないということは、
その支店にある現金があまりに少ないと直感した。
今はIT化が進み、
数字だけでやり取りが行われる。
セキュリティー的に問題があれば、
IDを乗っ取られ、
勝手に送金されてしまう・・・。
しかし、
窓口では、
まるで犯人扱い。
銀行員側は事務的なのだろうけど、
引き出す本人としては、
とても面倒。
それなら、
ATMで何回かに分けて引き出した方がよい。